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キャンピングトレーラーを牽引しお手軽な旅を楽しんでいるkissy家のファミリーキャラバン日記とついでにGuitarのことも少し。最近愛犬ハリーのネタが多いです。


by kissy572

初のスキーキャンプ

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先々週のまんのう公園でのF山家とウチの妻との間で話し合われて決まったスキーに行ってきた。
トレーラーを購入して丸3年、いつか行こうと思いながらも色んな理由でなかなか行けなかったトレーラー泊でのスキー。やっと実現した初めての出動にしてはかなり過酷な条件下での雪中泊になってしまった。しかも何と寒がりハリーまで連れて。





土曜日昼前に出発、目的地はいぶきの里スキー場、F山さんからいろんな割引情報を教えていただき、出発前にそのうちの一つスキーセットの前日予約をすると500円×2セットで1,000円安くなるというFAXも送信し、FAX送信した後にいくらとは書いていないが連日レンタルの場合更に割引が適用されることもホームページ上に発見したので、追っかけで本日も借りたい旨マジックで目立つように書き添えた文章も追加で流しておいた。
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出発前に気になっていたことがあった。チェーンは持っていないがどうするか?だ。昨シーズンから冬場はトレーラーを含めた6輪総てスタッドレスにはなっていたがヘッド車はFRで、過去には雨上がりのぬかるみの河川敷でスタックしてしまったこともあり、この車の走破性の低さをある程度認識しているつもりだった。しかし、10数年前頻繁にスキーに行っていた頃は軽量のFF車ではあったけれどスタッドレスにチェーンを装着する必要性を感じたことも無かった。悩みながらもスキー場に電話をしてみると雪は降っているけどその時点で駐車場まで積雪は無いとのこと、トレーラーで行くことも説明した上で「急な坂はありますか」と尋ねても第一駐車場に入れば大丈夫だとのこと。
結局余分なお金を使わないで済みそうなこの言葉を信じてチェーンは購入せず出かけることにした。しかし千屋に近づくにしたがって雪がどんどん激しくなって行った。あと数キロのところで殆ど前が見えないほどの吹雪となった、辛うじて前を走る車についていっていたが急に前の車がストップ、信じられないことに正面から白いランクルが対向車の渋滞のスピードの遅さにいらだった結果かと思われるが、数珠繋ぎの対向車列をごぼう抜きにしようと、あの視界の悪い中を対向車線であるこちら側の車線を爆走してきて私の前の車と正面衝突寸前での急停車だった。ランクルだと視界が良くなる訳ではないので無茶はやめて欲しい。
そしてやっとの思いで第一駐車場の入り口付近に到着、ここを降りるのか?かなり下っているけど上がれるのかな?と悩みながら第一駐車場の入り口付近の上り坂の途中で一旦止まってしまった。その後覚悟を決め降りることにしたが、登りの途中での停車だったのでアクセルを踏んでもタイヤが空回りするだけで進まない、どうしたものかとバックしたり前に進んだりとを繰り返すうちに車が少しずつ横に向き出し何とか脱出することが出来た。それにしても事前に確認した状況とかなり違うじゃないか、チェーンを買わなかったことを悔やんだ。結局駐車場に着いた14時頃にはまだかなり車もあり上手い具合にとめる場所がなかなか見付からず、やっとの思いで奥まったところに連結状態のままでおける場所を見つけとりあえずのつもりで停車した。
その後FFヒーターに火を入れしばし休憩のつもりが外は吹雪、子供は元気に除雪車が積み上げた雪にシャベルで穴を掘りかまくら作りに夢中になっていた。結局土曜日はスキーもせずトレーラーの中で3月12日のボーカルdeナイトのための練習でギターを弾き、歌を唄い、昼寝をした。夕方昼寝から目覚めると取りあえずのつもりでとめていた車にかなりの雪がつもっており雪下ろしをするのが億劫になり結局翌朝までこのままの状態となった。夜気がつくと大きな5thトレーラーが止まっていた。おおあれはOさんだ、初の雪の中での夜だったのでいざとなったときのことを考えると何とも頼もしく感じた。
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 そして妻と娘たち3人と私の交代でをお風呂に入り夕食に鍋を食べ10時ごろには眠った、外は吹雪だがこの日はオールナイト営業だったので一晩中駐車場にもナイター照明がともっていたせいで外は明るく、北欧の白夜を想像しながら眠りについた。
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朝除雪車の走る音で目が覚め外を見渡すと我がトレーラーとヘッド車だけが雪に埋まっている。とりあえずここから脱出しようとエンジンを掛けシャベルで何とか動けそうな状態まで除雪して脱出しやすそうなこの場所に移動。そして朝食の雑炊を食べた。
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その後F山家合流。ご主人に無理を行って買ってきていただいた金属チェーンを受け取りやっと安心できた。
日曜日は前日よりは穏やかな天気となったが、でもやっぱりハリーを一人トレーラーに残すのはしのびないので私は本を読んだりギターを弾いたりしながらハリーと留守番をしていた。一度Oさんにご挨拶に行き、その後Oさんがハリーを見に来てくれた、何でもOさんは一度はイタグレを飼おうと思ったことがあるそうでイタグレのことを良くご存知の様子だった。
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お昼になり昼食のためトレーラーにカップラーメンを食べにF山家の皆さんと娘と妻が帰ってきた。そして入れ替わりにハリーを任せようやく二日目にして何年ぶりかのスキーをしにゲレンデへと上がっていった。回数券で5回ほどすべり終了。久しぶりでちゃんと滑れるのか不安だったけど意外と滑れた様に感じ少し嬉しかった。やっぱりスキーは楽しいなぁ。
しかしリフトから見下ろすゲレンデの風景を見て思うのはボーダーの多さ、というか今やスキーよりもボードの方が主流にも見える。バブルに頃に「私をスキーに連れてって」の世界に憧れスキーを始め、冬毎に広瀬香美の歌を聞きながらスキーを楽しんでいたあの頃とは隔世の感がある。今や子供を連れてスキーに来るお父さんなんだと改めて実感したが、アスカは一緒にリフトに乗ってくれない。アスカはここ2~3年の間に何度か空手や何かのスキーバスツアーに参加していたのは知ってたがスキーをすべるアスカは初めて見た。予想外にちゃんと滑れているのを見て少し感動した。来年からもうチョット積極的にスキーに行こう。で来年は全く降らなかったりして。
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ところで、今回のスキー場がここに決まったのはF山家夫婦がこのゲレンデのすぐそばにある、釣ったあまごをその場でさばいて炭火で塩焼きにして食べさせてくれる釣堀に行きたいとのことでの様だった。
いつもは夏に行くらしいがスキーは抜きにそろそろこの「あまごの塩焼き」が食べたくて仕方が無かったらしい。そしてまんのう公園でのスキーに行きたいといううちの妻とF山家の「あまごの塩焼き」が上手くリンクしたということだった。この場所はなんとゲレンデのセンターハウスから第一駐車場へ行く中間点という立地条件の良いところにある。そして釣堀用の生簀には屋根があり石油ストーブもあり快適に釣りが出来た。といっても餌付けと釣った魚を針から外すことしかしてないけど。このあまご、実はそれほど期待していなかったが食べてビックリ、何の臭みもなく目茶目茶美味しかった。トレーラーで行けて、温泉があり、シャトルバスがあり、パウダースノーで、おまけに美味い魚が食えるいぶきの里スキー場、今回は最高だった。
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あまごを食べた後に温泉に入ってから帰ることにしていたが18:30頃FFヒーターで暖かいとはいえハリーを一人(匹)トレーラー残していたので私だけトレーラーに戻ろうとセンターハウス前のシャトルバス乗り場の前に行ったがどうも様子がおかしい、従業員とおぼしき方にバスは?と訊ねると18:00で終わりましたよとのこと。仕方なく一人駐車場までとぼとぼ歩いて帰ると第一駐車場最後の1台になっていた。日のあるうちにF山さんに買ってきていただいた金属チャーンを巻いていたので暖気とフロントガラスの雪を払い意を決して坂を上り、妻と子供達を迎えに行くために温泉前の駐車場まで更に上がって行った。流石に6輪スタッドレス+金属チェーンだと力強く上がってくれた。良かった良かった。今回はトレーラーを牽引しての初めて雪中泊のキャンプになったが、良い勉強になった。今シーズンはもう無理だと思うが、来年のスキーシーズンが今から楽しみだ。
by kissy572 | 2008-02-29 01:28 | キャンプ